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荒神山

荒神山は、彦根市の中西部に所在する山です。琵琶湖を西に望む、近江盆地の一角、湖東地方の一角に形成された標高284mの山です。古くは平流山と呼ばれていましたが、奈良時代、行基が山頂に奥山寺を開山した際に三宝大荒神の像を祀ったことから荒神山と呼ばれるようになりました。


荒神山古墳

荒神山の山頂に位置する古墳時代前期末(4世紀末頃)に築造された墳長124mの大型前方後円墳です。埋葬施設の調査は行われていませんが、埋葬された首長は湖東地域の北部を統括した人物と推測されます。




山崎山

山崎山は、荒神山の南東側に位置する標高200mの小さな山です。山頂には、石垣や堀切等の遺構が残る山﨑山城跡があります。




宇曽川

鈴鹿山脈に発し、東近江市と愛荘町との境界を成しながら北西に流れ琵琶湖に注ぐ、全長約21kmの川です。 

 

 

 

 

 

 


蛇岩

荒神山の中腹にある、長さ6m、高さ3m、幅が3mの蛇のような姿をしている岩です。昔から地元では神様のように大切にされてきた岩です。今では米の神様として全国で知られ、各地からお参りする人が絶えません。


天満天神社

学問の神様菅原道真公がお祀りされています。清崎町、賀田山町の氏神様です。4月の大祭には大太鼓が集まります。

荒神山神社

荒神山山頂に位置する荒神山神社は、奈良時代の僧行基によって創建された奥山寺という天台宗寺院でした。明治初年の神仏分離に伴い、奥山寺は廃寺となり現在の神社に改められました。火と竃(台所)の神・祓え神の『荒神さん』と親しまれ、広く万民に崇められています。



稲村神社

荒神山の中腹に位置する稲村神社は、天智天皇6年(667年)常陸の国稲村神社の分霊を奉祀したのが始まりとされ、平流村十三カ村の産土神(土地を守る神)として、氏子にあがめられてきました。春季例大祭は、五穀豊穣を祈願し、氏子9町による大太鼓の渡御が行われます。


山崎山城

山崎山城に関する史料は極めて少ないため、築城者は誰なのかは正確には分かりませんが、近江守護の佐々木六角氏配下の在地領主で、永禄11年(1568)から始まった織田信長の近江侵攻に伴い信長に従った山崎氏が、信長の命により築いたと考えられます。


朝鮮人街道

朝鮮人街道とは、滋賀県にある旧街道で中山道の野洲付近と鳥居本宿を結ぶ41kmの街道です。元々琵琶湖舟運の港を繋ぐ、陸路として便利だった道を、信長が幹線道路として整備し、その後、関ヶ原の戦いで勝利をおさめた家康が凱旋した時に通ったといいます。
めでたい道として、将軍上洛や外交使節の通行の際にのみ使われました。鎖国時代、唯一の外交関係があった、朝鮮からの外交使節が通ったので、この朝鮮人街道の名前がつきました。


千手寺

臨済宗妙心寺派のお寺です。境内には、文化財になっている古庭園や彦根藩の俳人、森川許六の弟子である冶天のお墓や歌碑があります。山号は石頭山、本尊は釈迦如来です。

 


唐崎神社

水の神様がお祀りされています。日夏町、三津屋町、須越町の氏神様です。春の例大祭には大太鼓が担がれ石段を登ります。